どうして子どもが不登校になるのか?
それはお子様それぞれ子供にしかわからない理由が必ずあります。
それを知りたくても親や学校関係者にその悩みは話しません。
特に親には話せないお子様が多いのも事実です。
子供が不登校になってしまう場合、例外なく自分に自信を失っています。
不登校の当初は落ち込み方も酷いので、親も「何をしてあげらたらいいのか分からない」とオロオロしてしまい、褒める、励ますなどの声かけも難しい場合があります。
子供が不登校になってしまうと、ほとんどの場合は学校からカウンセリングをすすめられます。
しかし、親はどのようなカウンセリングをどこで受けたらいいのか分からないことが多いのです。
★不登校カウンセリングの効果と対処方
不登校になってしまった子は、学校に行けない理由を聞かれます。
「学校であったの?」
「どうして学校に行けないの?」
「いじめられてるの?」
不登校になってしまった子は、このように学校に行けない理由を聞かれます。
大人は聞いているだけかもしれませんが、子どもの立場で考えてみれば、それは責められているのと同じ。
「学校に行かないことを責められた。」
とお子さんが思ってしまうと、もう自分の気持ちすらわからなくなり、お子さんは何も話せなくなってしまいます。
カウンセラーは、お子さんの話したいことを、話させるようにしています。
学校に行けない理由も、タイミングをつかまない限り質問しません。
「なんでも話して大丈夫」
「この人とこの場所は安心できる」
という認識を高め、まずはお子さんに自分の本当の気持ちと向き合ってもらうのです。
★不登校ストレス
不登校の子は、ものすごい量のストレスを抱えています。
学校にいけない理由もストレスが限界に達したからです。
「自分はなんでも聞くよ」と親が言ったとしても、
子供は「心配させちゃうから…」と話さない子もいれば、
「受け入れて貰えないかも…」と話したがらない子もいます。
じつは子供のストレスや悩みは親や親族には言いにくいものなのです。
学校に関係のない第三者であれば、子供も自分の気持ちを話しやすいです。
そして話すことで、今までたまっていたモノを吐きだし、ストレスを解放することができます。
そんな時、無条件で受け入れるのがカウンセラーや心理士の仕事です。
★今後の人生サポート
周囲の大人たちは、良かれと思って沢山の助言をします。それは当然のことです。
でも不登校の子供は、今、それを受け入れる心の余裕がありません。
逆にカウンセラーや心理士は、指導は絶対しません。
一緒に考えたり、お子さんが自ら進んで行く道を探す手助けをするだけです。
なぜなら、どんな場合でも自分で道を開かなければ、結果としては何も変わらないからです。
★子供がカウンセリングを受けることを拒否した場合の対処方
子供にとっても、親御さんにとっても、メンタルケアカウンセリングを受けるメリットは大きいのですが、肝心の子供がイヤがる場合もあります。
子供が望み、あるいは子供が自らカウンセリングルームに足を向けなければ意味がありません。
なんでもそうですが、本人が「やってみる」と思わなければ、効果はないのです。
どうしても「早くなんとかしたい!」と思う場合は、子供ではなく、親御さんがカウンセリングを受けてみましょう。
親御さんがカウンセリングを受け、こんな場所でこんな人で…と、様子を伝えてあげることで、お子さんの警戒心も和らいでいきます。
話した内容を伝えると「自分の話もつつぬけか」と思われてしまいますから、そこは注意してください。
★カウンセリングは子供も親も心を開くきっかけになります。
不登校になってしまった子は、大人への不信感を持ってる子が多いのです。
不登校になる前に子供はなにかしらのSOSを出しています。
そのSOSを「親や大人は受け入れてもらえなかった。」そんな思いを抱えて不登校になった子供がほとんどです。
もしお子さんから「どうしてカウンセリング受けた方がいいの?」と聞かれたら、このように伝えてあげてください。
「学校の先生や親に言いたくないこととか、何でも言っていいんだよ」
「カウンセリングって、何でも話せる場所だよ」
「そこで話したことはね、絶対、秘密を守ってくれるよ。専門家には守秘義務があるんだよ」
このようにメンタルケアカウンセリングに導く方法が適切です。
★不登校カウンセリングで自信を取り戻す方法
不登校になって自由な時間が使える今だからこそ、子供の知識や経験を増やしてあげましょう。
勉強は大切ですが、勉強以外の事こそ、実は人生で大いに役立つ経験や知識だと親も大人になった現在では、実感でおわかりなのではないでしょうか?
難しく考える必要はありません。
まずは子供をいろんな場所へ連れていってあげてください。
1:見知らぬ場所へ旅行をすれば、「知らない世界」を肌で感じることができます。
2:スポーツが好きならスポーツの楽しさや選手もファンも一致団結する素晴らしさを実感できます。
3:キャンプに行けば、自然の空の広さや森の深さ、不思議さに、好奇心をくすぐられます。
4:海に行けば壮大な海を感じ「海の向こうには私達の知らない世界があるかも」と想像力がわきます。
家の中に閉じこもっていては生活の変化が無いので改善は難しくなります。
もし外に出るのが嫌いな子なら、テレビやゲームではなく、いろんなジャンルの本をリビングに置いておきましょう。
不登校になれば時間があって暇を持て余すので、お子さんが手にする機会は十分にあります。
それも出来なければ、公共の図書館などに出かけるのも良い方法です。
本の中には不思議な世界が沢山詰まっています。
これをきっかけに、親子で図書館へ出かける曜日のルーティンを作ってしまうと、一生役立つ知識が手に入ります。
★違う世界の人とも仲良くなれ自信が持てる方法
不登校の子は、大抵の子が人間不信になっています。
自身、「できればもう人とは関わりたくない。」という気持ちを持ってしまう場合もあります。
ですが、人間はひとりでは生きられません。
子供がゲームで知り合った人、SNSで仲良くなった人などネット上で誰かと仲良くしている様子がわかったら、決して否定しないであげてください。
今はひとりでも多く、お子さんを支えてくれる人が必要です。
顔をあわせず、イヤになったらすぐに関係も切れるネット上の友だちは、貴重な存在なのです。
新しい誰かと知り合うだけでも、今まで自分がいた世界とは違う世界を体験することができます。
「学校なんて狭い世界」「世界にはいっぱい人がいて、誰とでも仲良くなれる!」ことを知ると、今までおびえていた自分が馬鹿らしく思えます。
★最後・・・
不登校と聞くと、誰でもいいイメージは持てません。
ですが子供不登校になったことは不幸なことではなく、むしろ親や子供がラッキーな出来事でもあります。
なぜなら、これをきっかけにお子さんは様々な体験を積み重ねることができて、何物にも代えがたい貴重な時間を過ごすようになるからです。
なにより、不登校になったことで自分の人生について深く考察する時間もできます。
子供も親も気持ちが落ちついてきたら、今だからこそやれる事を見つけていきます。そんな大切な時間を、今はどうか楽しんでください。
このように全ての出来事を受け止め方を変えれば 心が変わってくるでしょう。
これが心の翼メンタルケアカウンセリングです。
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