アンガーマネジメントとは、「怒りと上手に付き合う」方法。自分や他人の「怒り」に振り回されず、
「怒り」を上手にコントロールすることで快適な生活やより良い人生を目指していこうとするための方法
怒らないことを目指すといった精神修行ではなく、知識と技術を使って「怒り」をコントロールする心理的手法なのです。
「怒り」というのは、職場・家庭・学校など人間関係が発生する場面では必ず付いて回る問題ですから、それに飲み込まれることなく、
うまく立ち回れる技術を身につけることはとても役に立つでしょう。
怒りと上手に付き合うには、なぜその感情が生まれるのか、その原因を知ることも大切です。
(怒りの要望)
怒りというのは、何らかの要望を表現するための表現方法の一つであり、それによって何か物事を動かそうとしているわけです。
(怒りの二次感情)
「怒り」は「二次感情」だと言われています。つまり、最初に「苛立ち」「恐怖」「不安」「恐れ」「寂しさ」といった一次感情が存在し、それが怒りという表現として噴出しているわけです。
怒りの裏側には「わかってもらいたい」一次感情が隠れているということです。
(怒り感染)
人間は怒りに対して怒りで反応します。怒りを内面に鬱積させている人と接していて胸がザワザワした経験のある人も多いのではないでしょうか。
怒りを抱えている人は、周囲の人の潜在的な怒りも目覚めさせてしまいます。また、身近な人に対してはより強くなってしまう性質もあります。
★アンガーマネージメントの実践方法
アンガーマネジメントでは、衝動・思考・行動という観点から「怒り」にアプローチします。
衝動(10秒我慢)
怒りのピークは6秒間だといいます。そのため、この6秒間怒りを抑えることができれば、怒りに任せた衝動的な行動を抑えることができます。
衝動的な怒りに任せて行動することほど危険なことはありません。 人を傷つけたり、関係を壊すようなことを言ったりするのも、大抵この衝動的な怒りからくる行動のはずです。
思考(あるべきを捨てる)
怒りは、自分が信じている「こうあるべき」という価値観が破られた時に生まれます。
そのため、自分の中にどんな「こうすべき」「こうあるべき」があるか知っておくことが役に立ちます。自分はどんなポイントに反応しやすいのか
それは人によって違い、自分はどこまでならOKで、どこからがNGなのか、境界線を理解しておくことも役に立ちます。
イライラしてしまう場面があったら、自分の中の境界線を洗い出してみましょう。
行動(仕方のない事は諦める)
自分の怒りによって変えられることと、変えられないことがあることを理解しておくことも大切です。
どうにもならないことに対してイライラしたり、思い悩んだりすることは、不要なストレスを抱え込むだけです。
自分にコントロール不可能なことは「まぁしょうがないよね」と割り切って自分ができることをしょう。
格差の拡大、政治不信、将来不安など、日々の情報からはストレスのたまる情報が次々と発信され、
「怒りの集積装置」ともいわれるインターネットがそれらにさらに拍車をかけています。
「アンガーマネジメント3つの実践」を心がけてみてはいかがでしょうか。
それでも怒りを自分でコントロールで出来ない時はアンガーマネジメント専門カウンセラー在籍のメンタルケアサロン心の翼 千葉八街本店にお任せ下さい。
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